スワップポイントと為替差損/相関の高い通貨ペアは?

為替差損の影響を受けないためにはどうしたらよいのですか?@

スワップ金利を狙った
投資の場合には、

 

為替差損で、
スワップ分の利益がなくなってしまうのだけは
避けたいところです。

為替差損の影響を受けないためにはどうしたらよいのですか?A

それを
できるだけ避けるためには、

 

為替の変動をゼロにするような
通貨の組み合わせを
知っておくことが重要になります。

 

つまり、
一方が5%下落したら、
もう一方は5%上昇するような、

 

反対の動きをする
通貨ペアの組み合わせを買うということです。

 

そのようにすれば、
為替変動による損益はゼロで、
両方のスワップポイントのみを
受け取れることになるからです。

 

なお、これは
逆相関の通貨を組み合わせることで
可能になります。

 

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逆相関の通貨を組み合わせるとは?

相関係数というものがあるのですが、
これは、AとBの関係の強さ※を示す
統計学的指標のことをいいます。

 

この相関係数は、
2つがまったく同じ動きをする場合は「1」、
まったく逆の動きをする場合には「−1」
の値になります。

 

投資においては、
分散投資が大切であると言われますが、

 

通貨の分散投資をする場合には、
通貨の特性だけでなく、
この相関係数を知っておくことも重要です。

 

※類似性の度合いのことです。

相関の高い通貨ペアにはどのようなものがありますか?

相関の高い通貨ペアとしては、
次のようなものがあります。

 

<オセアニア圏>
■豪ドル・NZドル
・豪ドルとNZドルの過去20年間の相関係数は、
 0.9以上です。

 

<ヨーロッパ圏>
■ユーロ/円・ポンド/円・スイスフラン/円
・ユーロ、ポンド、スイスフランというのは、
 すべてEU圏の通貨ですが、
 同じ大陸の通貨は似たような動きをします。

 

<北米圏>
■米ドル/円・カナダドル/円
・カナダは米国との地理的に結びつきが強く、
 米景気の動向に左右される側面を持ちます。

 

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