為替相場の動く要因は?@
株の場合には、
企業のファンダメンタル(収益)に対して、
株価が上がりすぎ、
あるいは下がりすぎという概念があります。
しかしながら、為替の場合には、
株ほど上がりすぎとか下がりすぎという概念はありません。
為替相場の動く要因は?A
これは、一般的に為替は、
次のような要因によって動くからであるといわれています。
■金利差
■米国通貨政策
■米国経常赤字
■景気動向
■原油価格
■地学的リスク
■為替介入...など
これらの中でも、
最も為替レートに影響を与えてきたのは、
アメリカの通貨政策です。
これは、
為替市場における世界の基軸通貨が
米ドルであるからといえます。
過去には、
たとえどのような材料があったとしても、
米国がドル高と言えばドル高に動きますし、
米国がドル安と言えばドル安に動いてきました。
ただし、最近は
ドルの信用が低下していることから、
状況は変わってきたともいえます。
政策金利とは何ですか?
政策金利というのは、中央銀行が
市中銀行にお金を貸し出す際の金利のことをいいます。
日本では、
無担保コール翌日物金利です。
政策金利による景気コントロールとは?
中央銀行は、
インフレ懸念が高まると政策金利を上げて、
お金があまりたくさん流通しないようにします。
また、
景気減速(デフレ)懸念が高まると
政策金利を下げて、
お金がたくさん流通するようにします。
このようにして
景気をコントロールしています。