アメリカの経済指標・金利動向・通貨政策は?

アメリカの経済指標は?@

米ドルは取引高が最も多い通貨なので、
米国の経済指標は
他の国の指標よりも注目されています。

 

中でも次のような指標は、
特に注目度が高いです。

アメリカの経済指標は?A

■GDP
■貿易収支
■非農業部門雇用者数
■ISM製造業景況指数

 

当然ですが、
上記の指標がよければドル買い、
悪ければドル売りが優勢となります。

アメリカの金利動向は?

米国の中央銀行であるFRBは、
米国経済や物価動向を安定させるために、
政策金利の調整を行っています。

 

また、米国の金利は、
毎月開催されるFOMCで決められますが、

 

一般的には、
利上げならドル買い、
利下げならドル売り要因となります。

 

ちなみに、
2004年から2005年にかけて進んだドル高は、
米国の金利水準が上昇し、

 

日本との金利差が拡大したことが
要因であるといわれています。

 

ただし、その後、2007年には、
米低所得者向け住宅融資
「サブプライムローン」問題を発端に、

 

急激な円高ドル安が進行し、
それまでの円キャリートレードの巻き戻しの動きも加速しました。

 

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アメリカの通貨政策は?

アメリカの通貨政策というのは、
アメリカの財務省が決定しています。

 

よって、
この財務省がドル高を望んでいるのか、
それともドル安を望んでいるのか、

 

特に要人発言の変化には、
注意して読み取らなければなりません。

 

もし、これまでドル高を容認する発言だったものが、
ドル安が望ましいといったニュアンスに変わるようだと、

 

米ドルはその方向へ
大きく動く可能性が出てくるからです。

 

なお、アメリカの為替政策こそが、
為替相場を動かす最大の要因なので、

 

そうなったらどのような材料が出てこようとも
その流れは変わりません。

 

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