香港の主要産業・貿易・歴史等は?

香港の主要産業・貿易等は?@

香港の主要産業・貿易等(2006年)は、次のとおりです。

 

■人口
・697万8,000人
■失業率
・4.8%
■物価上昇率
・2.0%

香港の主要産業・貿易等は?A

■主要貿易相手国
・輸出:中国、米国、日本、ドイツ、英国
・輸入:中国、日本、台湾、シンガポール

 

■主要貿易品目
・輸出:衣料品、電気機器および部品
・輸入:電気機器および部品、通信・音響機器、事務用機器・データ処理機

 

■貿易額
・輸出:2兆4,610億香港ドル
・輸入:2兆5,998億香港ドル

香港の正式名称は?

香港の正式名称は
「中華人民共和国香港特別行政区」
といい、

 

香港は、ひとつの国のなかに
社会主義と資本主義の
2つの制度が並存している国です。

 

また香港は、
高度な自治権を有している反面、

 

外交と軍事は
中国政府の管轄となっています。

 

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植民地時代は?

香港は、
1997年に中国に返還されるまでは、
イギリスの植民地でした。

 

清の時代に広州が開港すると、
1699年からイギリスの東インド会社などが来航するようになり、

 

イギリスは
次第に中国茶を大量に輸入するとともに、

 

貿易代金決済のために
インドからアヘンを中国に輸入し始めました。

 

ここでアヘンの輸入を規制しようとする清と
イギリスとの間で勃発したのがアヘン戦争です。

 

このアヘン戦争でイギリス軍が勝利したため、
香港島はそれ以後、
イギリスが占領し植民地化されたのです。

香港返還後は?

返還後は、
中国が香港の外交権と軍事権を掌握しましたが、

 

基本的な社会制度の変更はなく、
現在の一国二制度が採用されています。

 

また、通貨についても、
一国二通貨となっていて、

 

1983年に導入された米ドルとの
ドルペッグ制(1米ドル=7.8香港ドル)が
中国返還後もそのまま維持されています。

 

ちなみに、2005年以降は、
1米ドル=7.75〜7.85香港ドルの間の
変動が認められましたが、

 

これは小幅ですから、
基本的に香港ドル/円相場というのは、

 

ドル/円相場と
ほぼ同じような動きをすると考えてよいと思われます。

 

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