G7は7か国の国際会議/公定歩合とは?

G7(主要7か国財務相・中央銀行総裁会議)とは?@

G7というのは、
先進7か国の財務相と中央銀行の総裁が、

 

世界の金融政策を話し合う
国際会議のことです。

G7(主要7か国財務相・中央銀行総裁会議)とは?A

参加国は、次の7か国です。

 

■アメリカ
■日本
■カナダ
■ドイツ
■イギリス
■フランス
■イタリア

 

これにロシアを加える場合には、
G8と呼ばれます。

 

ちなみに、G7のGは「Group」の略です。

G7ではどのような議論がなされるのですか?

G7では、
国際金融システムの安定に向けて、

 

各国の金融機関の監視や
為替相場の安定などについて議論されます。

 

また、G7は、
市場で大きなイベントと捉えられていますので、

 

会議の性格上、
為替問題が取り上げられることも多いです。

 

なお、会合後に出される声明文や
参加者のG7を巡る発言は、

 

為替等の相場動向に
大きく影響を及ぼすことも多いです。

 

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公定歩合とはどのようなものですか?

公定歩合というのは、
各国中央銀行が、
一般の銀行に資金を貸し出す際の金利のことをいいます。

 

ただし、日本銀行は、
公定歩合という言葉は使わずに、
基準割引率および基準貸付利率
と呼んでいます※。

 

1990年代までは、
日本銀行は金融政策として
公定歩合の調節を行っていたのですが、

 

金融の自由化が進み、
コール市場と呼ばれる短期金融市場の拡大に伴って、

 

日本銀行が金融政策における操作目標は、
公定歩合から無担保コール翌日物金利へと移行していきました。

 

※公定歩合という言葉自体は、
 法律で規定されたものではありません。

 

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