分散投資に適した通貨ペアはありますか?@
分散投資する際には、
値動きの方向が異なる通貨ペアを
選択するようにしてください。
というのは、例えば、豪ドルとNZドルのように、
値動きの似ている通貨ペアに分散させた場合には、
どちらかが下がればもう一方も下がるおそれが高いので、
リスクの軽減にはならないからです。
分散投資に適した通貨ペアはありますか?A
よって、
複数の通貨ペアに分散投資する場合には、
チャートから過去の値動きを比較して、
できるだけ値動きの方向が
異なる通貨を組み合わせるようにします。
ドル/円とユーロ/円の組み合わせは?
米ドルとユーロは
異なる動きをするケースが多いです。
なので、
ドル/円とユーロ/円を組み合わせて
保有するのはベストといえます。
ちなみに、
円に対してドルが下落した時に、
円に対してユーロは上昇した時には、
為替差損と為替差益を相殺しながら、
両方のスワップを受け取ることが可能です。
なお、2つの通貨ペアが
反対に動く傾向が明らかなときには、
多少レバレッジを上げてみるのもよいかもしれません。
分散投資とは?
分散投資というのは、
資金を価格変動特性の異なる
多種多様な金融資産に
振り分けることによって、
リスクを低減させる
手法のことをいいます。
なお、
複数の通貨ペアに分散投資する場合には、
過去の値動きを比べてみて、
できるだけ逆相関※の通貨を組み合わせるようにします。
※値動きの方向が異なるもの同士のことです。
相関係数とは?
相関係数は、
値が1に近いほど相関性が高いというものです。
つまり、この場合は、
同じ動きをする性質が強いということです。
反対に、
値が−1に近いほど
逆相関性が高いということでもあります。
この場合は、
正反対の動きをする性質が強いということです。
ちなみに、
値が0の場合は、
まったく無関係に変動している無相関ということです。
なお、
分散投資をする際には、
逆相関性の強い通貨ペアを選択するのが理想的です。