豪ドルとNZドルの相関係数は?@
豪ドルとNZドルの
過去20年間の相関係数は、0.9以上です。
つまり、豪ドルとNZドルというのは
かなり似ている動きをする、
すなわち、非常に強い相関関係があるということがいえます。
豪ドルとNZドルの相関係数は?A
よって、
別の通貨だからといって、
豪ドルとNZドルを分散投資の対象にしても、
それはほとんど無意味です。
リスク軽減のための分散投資をする場合は、
「逆相関」か「無相関※」
の通貨を組み合わせるようにします。
※まったく関係のない動きをすることです。
豪ドルとNZドルの相関を利用した手法は?
豪ドルとNZドルについては、
正の相関(かなり似ていること)であることを利用して、
2つの通貨の動きに差が出たときに、
上がっていない方の通貨を買って、
上がりすぎの通貨を売るといった戦略も考えられます。
こうすると、
そのうちまた2つの通貨の動きが似てきたところで、
反対売買すると利益を得ることができます。
相関の低い通貨ペアとは?
相関の低い通貨ペアとしては、
次のようなものがあります。
■ユーロ/円とNZドル/円
■米ドル/円と南アフリカランド/円
■豪ドル/円と米ドル/カナダドル
■NZドル/円と米ドル/スイスフラン...など
また、スワップ狙いの場合には、
円高のリスクを減らすため、
対円以外の通貨ペアを入れておいた方がよいと思います。