米国の通貨政策とは?/実効為替レートとは?

米国の通貨政策とは?@

1980年にレーガン大統領は、
強いドル政策を打ち出しました。

 

その結果として、
海外から米国に投資資金が集まり、
ドル安がどんどん進んでいきました。

米国の通貨政策とは?A

その後、ドル高が進み、
米国では産業の空洞化が起こり、
企業などが米国から海外へどんどん出て行きました。

 

それにより、
雇用が冷え込み不景気になり、

 

これを食い止めるために、
1985年のプラザ合意では、
ドル安政策がとられました。

 

このプラザ合意以降、
円は一気に240円から120円レベルまで
円高ドル安になりました。

 

さらに、この円高は、
日米貿易摩擦が問題になった1995年には、
史上最高値の1ドル=79.75円をつけました。

実効為替レートとは?

実効為替レートというのは、
例えば、世界の通貨に対して、
平均的に円高なのか円安なのかを示す指数のことをいいます。

 

この実効為替レートを用いると、
ドル/円が円高でも、
ユーロ/円は円安という場合にも、

 

平均的に
円高なのか円安なのかということがわかります。

ドルの地位低下とは?

2001年をピークに、
外貨準備に占める米ドルの比率が低下しています。

 

その分、ユーロの比率は上昇していて、
ドルの受け皿になっていることがわかります。

 

また、
通貨の売買高シェアにおいても、
米ドルのウエイトは低下していて、
その代わりにユーロやその他の通貨のシェアが上昇しています。

 

FX投資を行う際には、
このような世界のパワーバランスの変化についても、
しっかり見ていくことが大切です。

 

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