ニュージーランドの主要産業・貿易等は?

ニュージーランドの主要産業・貿易等は?@

ニュージーランドの
主要産業・貿易等(2006年)は、次のとおりです。

 

■人口
・415万人

 

■主要産業
・畜産を中心とする農業
・最近は、映画やバイオなども

ニュージーランドの主要産業・貿易等は?A

■失業率
・3.8%

 

■物価上昇率
・2.0%

 

■主要貿易相手国
・輸出:豪州、米国、日本、中国
・輸入:豪州、米国、中国、日本

 

■主要貿易品目
・輸出:酪農品、食肉、林産物、機械類、果実類
・輸入:自動車、機械類、石油・同製品、電気機器、繊維品

 

■貿易額
・輸出:346億NZドル
・輸入:408億NZドル

ニュージーランドの開拓から移民流入まで

ニュージーランドの先住民族は、
ポリネシア人です。

 

というのは、
長い間ニュージーランドというのは、
無人の土地だったのですが、

 

9世紀頃になると、
ポリネシア人(マオリ族)の開拓者たちが
ニュージーランドの島々に住み着くようになったからです。

 

その後、1769年に
イギリス人のキャプテン・クックが
島全体の調査に訪れ、

 

それ以降イギリスからニュージーランドへ
移民が流入するようになりました。

 

1840年には、イギリスが
マオリ人との間でワイタンギ条約が結ばれています。

 

イギリスはその後、
1907年までニュージーランドを植民地としました。

 

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第二次世界大戦後

第二次世界大戦後は、
ニュージーランドはイギリスを主な貿易国として繁栄しましたが、

 

1970年頃からは、
イギリスとヨーロッパ諸国との関係が強くなったことから、
ニュージーランドの輸出額は激減しました。

 

さらに、オイルショックも追い討ちをかけ、
財政状態は悪化しています。

 

そのため、1984年、
労働党のロンギ政権は、
次のような改革を推進しました。

 

■中央官僚のリストラ

 

■国営企業の民営化
・電信電話、鉄道、空港、発電、金融など

 

■大学と国立研究所の法人化...など

 

このような改革の結果、
国家財政は黒字化し、
経済発展も遂げましたが、

 

その一方で、
貧富の格差の拡大や
人材の海外流出など、
負の弊害も出てきました。

 

このため現在は、
次のような政府による介入を
部分的に復活させることで、
行き過ぎた改革の是正を図っています。

 

■ニュージーランド空港への政府の資本参加
■公営金融機関の復活...など

 

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