NZドル/円の特徴は?/NZドルは資源国通貨?

NZドルの特徴は?@

豪ドルと同様に、NZドルも高金利通貨です。

 

最近は、NZドル建て債券や
外貨預金に人気が集まり、

 

2007年7月には、
NZ/円相場はおよそ17年ぶりの高値となる
97円台に乗せるまでに上昇しました。

NZドルの特徴は?A

また、ニュージーランドは、
オーストラリアが最大の輸入相手国であり
輸出相手国となっています。

 

つまり、貿易面では、
ニュージーランドは、
オーストラリアへの依存度が高いこともあり、

 

NZ/円相場は、
豪ドル/円相場と
似たような動きをする特徴があります。

NZドル/円の特徴は?

NZドル/円の特徴として、
豪ドル/円と似たような動きになる傾向があります。

 

NZドル/円は、2000年10月には、
42円付近まで値を下げていましたが、

 

国家財政が黒字化したことや、
景気が上向いたことなどからNZドル買いが進みました。

 

その後、豪ドルと同じように
高金利通貨として人気を集め、

 

2007年には
17年ぶりに97円台の高値水準まで買われました。

 

しかし、
サブプライムショックにより再び下落し、

 

2008年12月には47円台、
2009年2月には何と44円台をつけるまで売られています。

 

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NZドルは資源国通貨?

NZドルは、
資源国通貨であると言われることがあるのですが、
これは違います。

 

資源といった場合には、
原油や金などの鉱物資源のことをいいますので、
これらの鉱物資源を産出するオーストラリアの場合は、
まさに資源国通貨といえます。

 

しかし、ニュージーランドの場合は、
原油や金が産出されるわけではありません。

 

ニュージーランドの主要な輸出品というのは、
酪農品や肉類などの農産物だからです。

 

つまり、NZドルの場合は、
原油や金ではなくて、

 

農産物の商品市況が上昇すると、
それに伴ってニュージーランドの輸出額が増加し、
NZドル高につながるという流れになるのです。

 

とはいえ、
NZドルは豪ドルに連動する性質がありますので、
金などの貴金属相場が上昇すると、
それに伴って値上がりするという傾向も見られます。

 

ただし、
貴金属相場が下落した場合の影響は
豪ドルより軽微です。

 

これは、
ニュージーランドが輸出しているのは、
鉱物資源ではなく農作物だからです。

NZドルのリスクは?

NZドルも、豪ドルと同じで、
米ドルやユーロと比較して市場規模が小さいので、

 

巨額の資金を運用する
ヘッジファンドなどの売買によって、

 

相場が一時的に大きく変動するリスクがありますので、
注意が必要です。

 

また、NZドルは高金利通貨なので、
個人投資家の95%以上が
「買い」から入っているといわれています。

 

これは、売っている人が
5%しかいないということです。

 

つまり、売る時には95%の人が一斉に売りますから、
下げのスピードは速くなります。

 

NZドルは、
上昇はゆっくりで下落は早い
という特徴がありますので、
頭に入れておきたいです。

 

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