英ポンドのトレード戦略は?@
イギリスは、2006年には、
インフレ懸念から政策金利を徐々に引き上げていったため、
金利は高止まりしていました。
英ポンドは、
有利なスワップポイントを得られることから、
FXで取引される通貨のなかでも高い人気を持っています。
英ポンドのトレード戦略は?A
また、英ポンドは、
ボラティリティも高いので、
デイトレードにも向いています。
ただし、高いリターンが期待できるということは、
その分高いリスクも伴うということですから注意が必要です。
相場の見通しを誤れば、
大きな損失を被る恐れもあるからです。
よって、英ポンドを取引する際には、
あまり高いレバレッジをかけすぎないようにしたいです。
ポンド/円のトレンドは?
日本が固定相場制を採用していた頃の
ポンド/円相場というのは、
およそ1ポンド=1,000円だったのですが、
1995年には史上最安値の
1ポンド=129円台をつけています。
その後、
ポンド/円相場は上昇トレンドとなり、
2006年後半からは
BOEが利上げに前向きな姿勢であることが好感され、
英ポンドが買われたことから、
2007年には、およそ15年ぶりの高値となる
251円台をつけています。
しかし、その後のサブプライムショックにより、
2009年1月には、
1ポンド=118円台の安値をつけています。
英ポンド相場の変動要因は?
英ポンド相場の変動要因も、
他の通貨と同様、
経済指標や要人発言になります。
それに加えて、
英ポンドの場合には、
原油相場の動向にも注意したいところです。
というのは、
イギリスは世界第9位の原油輸出国だからです。
ちなみに、現在、北海油田では、
1日あたりおよそ600万バレルが産出されています。
そのため、
カナダドルや豪ドルほどではありませんが、
原油相場も英ポンドに影響を与えます。
英ポンドのリスク要因は?
英ポンドのリスク要因としては、
次のようなことが考えられます。
■ユーロへの参加動向
■アイルランドの動向...など
ポンド/ドルのトレンドは?
ポンド/ドルは、
2001年には1.4ポンド近くまで下落しましたが、
それ以後は、
英国経済が堅調に推移していることを受けて
英ポンド高になっています。
また、英国には北海油田があり、
原油相場がポンド相場に影響を与えていることから、
ポンド/ドルの上昇には、
原油高が寄与しているとみることもできます。