戻り率や押し目率の計算方法は?/投資判断は総合的に..

押し目率とは?@

下落トレンドにおける
押し目率というのは、

 

その直前の上昇トレンドの
上昇幅に対する値下がり率のことを指しています。

押し目率とは?A

具体的には、
直前の上昇トレンド後の下落トレンドが、

 

その直前の上昇幅に対して
どれだけ押し目を入れたか(下落したか)を
見る数値として用いられます。

 

また、押し目率は、
その後のマーケットの強弱を判断する目安にもなります。

 

ちなみに、
このまま下落トレンドが継続するのかどうかについては、
その後の重要な局面における節目(下値抵抗ライン)を
下回るかどうかにかかってきます。

 

なお、
この節目(下値抵抗ライン)を下回った後は、

 

その下回った下値抵抗ラインが、
今度は反対に上値抵抗ライン、

 

すなわち、
短期的な上値の目安に変わることになります。

 

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暴騰や暴落後の戻り率や押し目率の計算方法は?

金(ゴールド)のおよそ20年間にわたる
下落トレンドのような長期間にわたる下落トレンド、

 

および金(ゴールド)のおよそ10年間にわたる
上昇トレンドの後、

 

あるいは各トレンドの途中で起きた
リーマン・ショックのような
不測のビッグ・イベント(ビッグ・サプライズ)

 

がもたらす暴騰や暴落後の戻り率や押し目率については、
別の計算が必要になります。

 

つまり、
各トレンド単位の数値で分析するのではなく、
それまでの一連の上昇トレンドや下落トレンドを
1つの大きなトレンドとして捉えて、

 

それぞれの大きなトレンドの
実質的なスタートとなる時点の
高値や安値※に基づいて
計算する必要があるということです。

 

※例えば、1980年の安値875ドルや1999年の高値253.2ドルです。

投資判断は総合的に

戻り率・押し目率・倍返し
といった尺度で判断することは、

 

それはそれで意味のあることですが、
投資環境の違いによっては
もたらされるものが違ってくるケースもあります。

 

よって、その時々のマーケットの
ファンダメンタルズや投資環境の変化も
総合的に勘案しながら判断することが大切です。

 

そのような点に配慮しながら対応できるようになると、
マーケットの先行きの判断における精度も
次第に向上していくと思われます。

 

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