国内金価格の長期下落トレンドの下落幅に対する戻り率は?@
国内金価格の長期下落トレンドの
下落幅に対する戻り率は、次のように計算します。
<国内金価格>
■1980〜1999年の下落幅
・6,495円−865円=5,630円
国内金価格の長期下落トレンドの下落幅に対する戻り率は?A
■3分の1戻り
・5,630円÷3=1,876円
・865円+1,876円=2,741円
■2分の1戻り
・5,630円÷2=2,815円
・865円+2,815円=3,680円
■3分の2戻り
・5,630円×2÷3=3,753円
・865円+3,753円=4,618円
国内金価格の方は、為替市場において
1985年の1ドル=260円台から1995年の1ドル=79円台という
超円高に見舞われたこともあり、
3分の1戻りである
2,741円さえ達成できなかったことがわかります。
投資家の判断は?
当時のマーケットに参加していた投資家は、
上昇トレンドの始まりから
およそ3倍まで上昇した金(ゴールド)を、
この水準で売ってしまうべきか
かなり迷ったのではないかと思われます。
一般にマーケットというのは、
上昇トレンドの始まりから
2倍あるいは3倍の水準まで上昇した場合には、
時間的なタイミングのズレや
計算上の価格的なズレはあっても、
とりあえずのピークを付けるケースが多いです。
また、その後には、
次の新たな上昇トレンドに向けた調整局面
(値幅調整・日柄調整)
を迎えるケースが多いです。