1999〜2006年の国際金価格の上昇トレンドの押し目率は?@
1999〜2006年の国際金価格の
上昇トレンドの上昇幅に対する3分の1押し、
2分の1押し、3分の2押しとなる水準は、
次のように計算します。
<国際金価格>
■1999〜2006年の上昇幅
・732ドル−253ドル=479ドル
1999〜2006年の国際金価格の上昇トレンドの押し目率は?A
■3分の1押し
・479ドル÷3=159ドル
・732ドル−159ドル=573ドル
■2分の1押し
・479ドル÷2=239ドル
・732ドル−239ドル=493ドル
■3分の2押し
・479ドル÷3×2=319ドル
・732ドル−319ドル=413ドル
この時の上昇トレンドの調整局面における安値は、
2006年6月14日に付けた546.4ドル(国内金価格は2,079円)
であったわけですが、
この国際金価格の546ドルの水準は、
3分の1押しの水準である573ドル、
2分の1押しの水準である493ドルの中間値533ドルよりも、
若干上の水準であったことがわかります。
もう少しわかりやすく言うと、
3分の1押しの水準は下回っていましたが、
2分の1押しの水準に接近するほどの
下落ではなかったということです。
なので、
もし、もう少し下値の余地を考慮したとしても、
せいぜい500ドル程度までの下落で
収まった可能性が高いといえそうです。
国際金価格は力強い上昇トレンドの中にあり、
この上昇トレンドでの初めての調整局面ということもあって、
結果的に3分の1押しを多少下回る水準で
踏みとどまったということになります。
なお、一般的にこうしたケースでは、
次の新たな力強い上昇トレンドへの転換シグナルと捉えます。