下落トレンドの戻り率と第2弾の上昇トレンド@
前述した、第1弾の上昇トレンド後の
下落トレンドにおける国際金価格の下落幅は、
186ドル(国内金価格は1,259円)でしたが、
第2弾の上昇トレンドにおける
国際金価格の上昇幅は
487ドル(国内金価格は1,284円)でした。
下落トレンドの戻り率と第2弾の上昇トレンドA
このときの直前の下落トレンドの
下落幅に対する3分の1戻り、2分の1戻り、
3分の2戻りは次のように計算できます。
<2006年の国際金価格の第1弾の下落トレンドの下落幅に対する戻り率>
■下落幅
・732ドル−546ドル=186ドル
■3分の1戻り
・186ドル÷3=62ドル
・546ドル+62ドル=608ドル
■2分の1戻り
・186ドル÷2=93ドル
・546ドル+93ドル=639ドル
■3分の2戻り
・186ドル×2÷3=124ドル
・546ドル+124ドル=670ドル
これを見ますと、国際金価格は、
第2弾の上昇トレンドの始まり(底値)
となる546ドルからおよそ1か月後には、
3分の2戻りの水準である
670ドルを突破する勢いで上昇したことになります。
しかしながら、
最終的には突破することができずに、
その数か月後には、瞬間的にではありますが、
直前の下落トレンドの安値である
546ドルを下回るような水準にまで下落しています。
ただし、その後は、3分の2戻りを突破し、
ピークである732ドルから1年を超える調整局面を経て、
第1弾の上昇トレンドのピークである
732ドルを更新することとなっています。