1999年〜2008年の上昇トレンド後の下落トレンドの押し目率と下値は@
第2弾の上昇トレンドにおける国際金価格は、
2008年3月に1,000ドルという大台に乗せたものの、
その後に起きたリーマン・ショックの影響により、
1033.9ドル(国内金価格は3,363円)から
681ドル(国内金価格は2,104円)までと、
わずかの期間で352ドル(国内金価格は1,259円)
も急落することとなりました。
1999年〜2008年の上昇トレンド後の下落トレンドの押し目率と下値はA
この時のマーケットの雰囲気というのは、
第1弾の上昇トレンド後の
調整局面のような楽観論は
鳴りを潜めてしまった感がありましたので、
市場関係者にとっては、
大混乱の上に、
さらなる総悲観に陥ってしまったかもしれません。
また、
これまでの一連の上昇トレンドの
上昇幅に対する押し目率は、
次のように計算できます。
ちなみに、
このようなビッグ・サプライズの際には、
マーケット全体を大きく捉える必要があり、
具体的には、
これまでの一連の上昇トレンドを
1つの上昇トレンドと考えることが重要になってきます。
つまり、
一連の上昇トレンドの始めの価格である
253ドルを基点にして
考え直す必要があるということです。
なお、
このとき第2弾の上昇トレンドのみを対象にして考えてしまうと、
大きく間違ってしまう恐れがありますので注意したいところです。
<国際金価格の一連の上昇トレンドの上昇幅に対する押し目率>
■1999〜2008年の上昇幅
・1,033ドル(最高値)−253ドル(最安値)=780ドル
■3分の1押し
・780ドル÷3=260ドル
・1,033ドル−260ドル=773ドル
■2分の1押し
・780ドル÷2=390ドル
・1,033ドル−390ドル=643ドル
■3分の2押し
・780ドル×2÷3=520ドル
・1,033ドル−520ドル=513ドル