倍返し、3倍返しの計算方法は?@
現在の金市場における上昇トレンドは、
第3弾の、すなわち
上昇トレンドの総仕上げの段階に来ているといえそうです。
この第3弾の上昇トレンドの高値の目安ですが、
次のように考えます。
倍返し、3倍返しの計算方法は?A
まず、第1弾の上昇トレンド後の
調整局面における下落幅は、
186ドル(732ドル−546ドル)でしたので、
次の第2弾の上昇トレンドの2倍返しの水準は、
918ドル(546ドル+186ドル×2倍)と計算できます。
ちなみに、
3倍返しの水準は
1,104ドル(546ドル+186ドル×3倍)となります。
しかしながら、
実際には、高値は1,033.9ドルでした。
この場合もそうですが、
その時点におけるマーケットを取り巻く環境によっては、
倍返しを上回る水準まで上昇することもあるわけです。
特に、上記のケースの時点では、
原油価格が100ドルに乗せるなど、
世界的なインフレ懸念が強まったことも影響していると考えられます。
一方、
第2弾の上昇トレンド後の
調整局面における下落幅は、
約353ドル(1,033.9ドル−681ドル)となりますので、
第3弾の上昇トレンドの高値の目安は、
1,387ドル(681ドル+353ドル×2倍)と計算できます。
2010年11月の国際金価格と倍返し、3倍返しの数値
前述したように、
長期上昇トレンドで計算した場合の2倍返しは
1,497ドルと計算しましたが、
2010年11月の国際金価格は、
1,420ドル台を付けています。
なお、現在の国際金価格は、
第3弾の高値の目安である
1,385ドルにかなり近づいてきていると思われます。