南アフリカの主要産業・貿易等・歴史は?

南アフリカの主要産業・貿易等は?@

南アフリカの主要産業・貿易等(2006年)は、次のとおりです。

 

■人口
・4,690万人
■失業率
・25.5%
■物価上昇率
・3.4%

南アフリカの主要産業・貿易等は?A

■主要産業
・畜産、とうもろこし、柑橘類、その他の果物、
 小麦、砂糖、羊毛、皮革類

 

・金、ダイヤモンド、プラチナ、ウラン、鉄鉱石、
 石炭、銅、クロム、マンガン、石綿

 

・食品、製鉄、化学、繊維、自動車

 

■主要貿易相手国
・輸出:日本、イギリス、アメリカ、ドイツ、オランダ
・輸入:ドイツ、中国、アメリカ、日本、サウジアラビア

 

■主要貿易品目
・輸出:金、貴金属、鉱物製品、化学製品、食品、繊維製品、ダイヤ
・輸入:機械、自動車類、化学製品、科学機器、繊維製品、プラスティック、ゴム

 

■貿易額
・輸出:587億ドル
・輸入:686億ドル

南アフリカの植民地時代

南アフリカには、
もともとは狩猟民族が住んでいました。

 

しかし、15世紀になると、
バーソロミュー・ディアスが
南アフリカの南端にある喜望峰に到着し、

 

その後、1652年に
オランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックがやってきて

 

喜望峰を中継基地としたことがきっかけとなり、
南アフリカはオランダの植民地になりました。

 

18世紀の終わりごろになると、
イギリス人が金やダイヤモンドなどの鉱脈を狙ってやってくるようになり、

 

19世紀に入ると、
オランダから正式にイギリスに譲渡され、
それ以後はイギリスの植民地となっています。

 

南アフリカの公用語が、
現在でも英語であるのはこうした背景があるのです。

南アフリカの独立後

南アフリカは、
1910年に独立していますが、

 

その後は、
白人労働者保護のための人種差別法、
鉱山・労働法が制定されたことによって、

 

1990年代にアパルトヘイト政策が廃止されるまで、
黒人差別が横行することになります。

 

しかし、現在はアパルトヘイトは廃止されましたので、
法の下では平等になっていますが、
現実にはまだ人種差別は根強く残っています。

 

ただし、マンデラ黒人政権成立後は
比較的安定しているせいか、経済発展も目覚しく、

 

現在では、ブラジル、ロシア、インド、中国などと並び、
急成長が期待できる新興国として評価されています。

 

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