OCO注文を決済注文で使う方法とは?@
例えば、
1ドル=105円で1万ドルを買ったとします。
その後円安が進み、
現在1ドル=110円になっていて、
5万円の為替差益が出ているとします。
このとき、ここで利益確定してもよいのですが、
もしかしたらさらに上昇する可能性もあり、
もう少し決済を遅らせようかどうか判断に迷うところです。
OCO注文を決済注文で使う方法とは?A
しかしながら、
せっかく利益が出ているのに、
ここから円高になり110円に戻って
利益がなくなってしまうのももったいないです。
こういう場合に、
OCO注文を利用すると便利です。
つまり、例えば、
109円にストップ注文を入れると同時に、
112円に利益確定の指値注文を入れておくのです。
こうしておけば、
たとえ思惑がはずれたとても、
109円のストップ注文が約定することになり、
利益4万円が確定します。
反対に、
思惑通りさらに円安が進み112円になれば、
112円の利益確定の指値注文が約定し、
109円のストップ注文は消滅します。
IFO注文とは?
IFO注文というのは、
IFD注文とOCO注文を
組み合わせた注文方法です。
このIFO注文を使うと、
仕掛けの発注から
手仕舞いの利益確定、ロスカットまで
すべて自動でやってくれますので
大変便利です。
例えば、次のような注文です。
⇒ 「110円で買い指値、その買い注文が約定したら(IFD注文)、
その後OCO注文による決済注文、
111円で利益確定、あるいは、109円でロスカット」
なお、このIFO注文は、
FX会社によっては利用できないところもありますので、
口座開設前に確認が必要です。
IFO注文の注意点は?
下落相場で
IFO注文を使う場合には注意が必要です。
というのは、
上昇相場でこのIFO注文を使うと、
損切りに引っかかりにくいので、
利益が出る可能性が高まるのですが、
反対に
下落相場でIFO注文を使うと、
ストップ注文に引っかかりやすく
利益が出にくいからです。
なので、
IFO注文を使う際には、
トレンドの方向はよく見るようにしてください。