プラザ合意とは?/購買力平価、有事のドル買い...

プラザ合意とは?@

プラザ合意というのは、1985年に
ニューヨークのプラザ・ホテルで行われた
G5※で発表された、為替レートに関する合意のことです。

 

これ以前、米国は
財政赤字と貿易赤字に悩まされていましたが、
プラザ合意以降、対日貿易赤字是正のための
ドル安円高へ修正されました。

プラザ合意とは?A

ちなみに、
このプラザ合意の翌日の月曜日には、

 

1日でドル/円レートは
1ドル=235円からおよそ20円ほど下落しました。

 

※先進5か国蔵相・中央銀行総裁会議のことです。

購買力平価とは?

購買力平価というのは、
自国の通貨と外国の通貨で、
同様のものを購入できる比率によって、
為替レートを決定するという考え方のことをいいます。

 

つまり、
購買力平価では、
為替レートというのは、
それぞれの国で同じくらいの値段で購入できる比率に
調整されるべきであると考えているのです。

 

ちなみに、
この購買力平価では、
世界共通の商品である
マクドナルドのハンバーガーがよく用いられます。

有事のドル買いは?

以前は、有事のドル買いということで、
世界のどこかで戦争や紛争などが起きると、

 

強力な軍事力を持つ
米国の通貨が買われる傾向にありました。

 

例えば、
中国の天安門事件や
イラクのクウェート侵攻のときには、
ドルが買われ上昇しました。

 

しかしながら、
9.11同時多発テロの際には、
ドルは暴落しています。

 

現在では、
世界におけるドルの地位は低下しているといえます。

 

スポンサーリンク