外貨建て外債にはどのようなリスクがありますか?@
外貨建て外債のリスクというのは、発行元が破綻する信用リスクに加え、為替変動によるリスクがあるわけですが、
それ以外にも金利変動リスクに注意する必要があります。
外貨建て外債にはどのようなリスクがありますか?A
債券の利回りは、他の金利に連動して変動します。
具体的には、金利が下がると債券の価格は上昇しますが、
金利が上がると債券の価格は下がってしまいます。
なので、償還期限まで保有する場合には、このリスクから逃れることができますが、
途中で転売や解約するときには、金利が上昇していると、価格の下落による損失を受けることがあります。
なお、アメリカ国債やドイツ国債などは別にしても、
外債の中には転売しにくいものもありますので注意が必要です。
<外債の3つのリスク>■発行元の信用リスク■為替変動リスク■金利変動リスク
格付けとは?
格付けは、外債を評価する際に参考とされるものですが、
具体的には、債券の発行元が破綻して償還されないリスクを評価するものです。
当然のことながら、政府の発行する国債が最も高い格付けとなりますが、
同じ国債であっても国によって格付けが異なり、
新興国の国債などは格付けが低くなる傾向があります。
格付けと利回りの関係は?
格付けが高いほど利率は低く、格付けが低いほど利率は高くなります。
つまり、信頼度と利回りは、相反する関係にあるということです。
外債(がいさい)とは?
外債とは、外国の債券のことで、
具体的には、海外の政府や企業、あるいは国際機関などが発行する債券のことをいいます。
外債は、必ずしも外貨建てではなく、発行者と通貨が異なる、
例えば、海外企業が円建てで債券を発行する「円建て外債」も外債になります。