2分の1戻りとは？①
下落トレンドが終了したような局面において、
その後の力強い上昇トレンドに転換するかどうかは、
前述した3分の1戻りではなく、
次の節目となる、2分の1戻りを達成する勢いがあるかどうかを
見極める必要があると思われます。
2分の1戻りとは？②
というのは、
仮に3分の1戻りを達成したからといっても、
必ず2分の1戻りを達成するとは限らないからです。
つまり、
ダマシがあるということです。
よく見受けられる場面としては、
戻りの節目（上値抵抗ライン）で跳ね返されてしまったり、
または、
一時的に節目を越えたとしても再び下落してしまい、
再び節目を越えるのに時間がかかるようなケースがあります。
ちなみに、このような局面では、
次の上昇トレンドに向かうために必要な
下値固めの期間になるケースが多いです。
なので、ここのような局面では、
下値で買える機会が増えることになります。
とはいえ、このような局面でも、反対に
その上昇トレンドが始まったときの
安値を下回るような展開となった場合には、
次の力強い上昇トレンドへの転換どころか、
さらに下値を切り下げていく一段安の展開、
すなわち、
下落トレンドが続くサインとなることがありますので
注意したいです。
最も安心な上昇トレンドへの転換サインは？
2分の1戻りを達成した後で、
なおも力強い動きが続くようになると、
今度はマーケットでは、
3分の2戻り、全値戻り、高値更新
への期待感が次第に高まってきます。
安心感という点で言えば、
このような段階を確認してから買う
というのも1つの選択といえます。
マーケットというのは、
なかなか自分の思い通りにいかないものですが、
そうであるからこそ、
冷静かつ慎重に対処したいところです。