調整局面での最大の関心事は?@
第1弾の上昇トレンドにおける国際金価格は、
2006年5月の732ドル(国内金価格は2,587円)をピークに、
同年6月には、546ドル(国内金価格は2,079円)
まで下落しており、
その後は、732ドルのピークを付けるまでに、
1年以上にわたる長期の調整局面を迎えています。
調整局面での最大の関心事は?A
当時は高値圏で上手く売ることができた投資家も
いるかもしれませんが、
上値を期待しすぎて
売り損なった投資家もいたかもしれません。
しかしながら、
それまで買いそびれていた投資家にとっては、
絶好の機会が訪れた時期でもありました。
とはいえ、
調整局面が予想以上に長期間に及んだことから、
この間は、
次の新たな上昇トレンドに転換できるのかどうか、
不安を感じた投資家も少なくなかったと思われます。
いずれにしろ、
このような調整局面での最大の関心事というのは、
金価格がどこまで下落するのかという点に集約されます。
実際のところは、
下値の目安もわからず、
どこまで下落するのかわからないという不安を抱えた投資家も
少なくなかったかもしれませんが、
たとえ下落トレンドに転換したとしても、
下値の目安さえ把握していれば、
他の投資家よりも安く買うことはできたはずです。
また、
下値の目安を把握していれば、
余裕を持って
次の新たな上昇トレンドを待つこともできたはずです。
資産運用に当たっては、
このような安心感も非常に重要になってきます。