三角持合の判断は?

三角持合とは?@

一般的に、
三角持合のパターンというのは、次の3種類があります。

 

(1)上放れ(上方乖離)
(2)下放れ(下方乖離)
(3)上放れ(上方乖離)または下放れ(下方乖離)

三角持合とは?A

このうち、(3)のパターンは、
上昇トレンドで出現するか
下落トレンドで出現するかで、
その後のマーケットの方向性を判断することができます。

 

ちなみに、
国際金価格のチャートを見ますと、
2007年の暮れに
この三角持合のパターンが出現しています。

 

また、三角持合を具体的に見てみますと、
(1)は上値は限定され、
下値が切り上がっていくパターンとなりますが、
上方に大きく動く可能性が高くなります。

 

(2)は下値は限定され、
上値が切り下がるパターンとなりますが、
下方に大きく動く可能性が高くなります。

 

(3)は上昇トレンドの中に出現すると
上方に大きく動く可能性が高くなりますが、
下落トレンドの中に出現すると
下方に大きく動く可能性が高くなります。

 

なお、これまでの金価格の
上昇トレンドに出現した三角持合のパターンは、
2か所以上で確認することができますが、

 

いずれも(3)のパターンであり、
上方に大きく動くシグナルでした。

 

チャート上に出現した三角持合のパターンは、
これまでの一連の上昇トレンドの形成に
非常に役に立ったといえそうです。

2008年以降の第3弾の上昇トレンドとは?

第3弾の上昇トレンドというのは、

 

2008年10月24日の681ドルを始まりとした
現在までのトレンドのことですが、

 

この間、
国際金価格は2010年11月に、
史上最高値となる1,420ドル台を付けています。

 

この価格は、
第2弾の上昇トレンド後の調整局面における
下落幅である352ドル(1,033ドル−681ドル)
の倍返しとなる
1,385ドル(681ドル+352ドル×2倍)
を上回ったことになります。

 

スポンサーリンク